政府のエネルギー転換政策に合わせ、台湾中油はスマートグリーンエネルギーガソリンスタンドを推進し、初の多様な電力供給と蓄電システムを備えた「台南前鋒駅デモステーション」が本日(14日)稼働を開始しました。黄偉哲市長は、前鋒駅が中油の発電・蓄電デモステーションの先駆けとなり、台湾のグリーンエネルギー技術をリードする先進ステーションとして迅速に普及することを期待し、今後台南にさらに多くの発電・蓄電ステーションが建設されることを願っています。
黄市長は、グリーンエネルギー技術の重要性を強調し、それが人類に役立ち、自然環境にも優しいと述べました。台南市はグリーンエネルギーの模範都市として、昨年(107年)12月末時点で太陽光発電の同意案件が5,148件、累計設置容量は649メガワットに達し、年間発電量は8.7億キロワット時に相当し、これは曾文水力発電所3.2基分の年間発電量に相当し、46.4万トンのCO2削減効果があります。市政府は中油と同様に、エネルギー節約とCO2削減、グリーンエネルギーの発展に尽力しています。特に、台南には中央政府が承認した沙崙グリーンエネルギーサイエンスシティがあり、研究面や応用面において優れた産業チェーンが存在するため、中油が台南を選んだのは賢明な判断です。
黄市長は、発電面では、前鋒駅の屋上に設置されたグリーンエネルギー太陽光パネルや、台湾で広く普及している風力発電、さらに今後発展が期待される洋上風力発電が、風力や太陽光を電力に変換するエネルギー転換の一例であると述べました。また、蓄電面でも、急速充電や急速放電を可能にし、さらに軽量化・小型化が達成できれば、応用範囲がさらに広がるだろうと指摘しました。
このデモステーションは、屋上型太陽光発電と天然ガスを使用した燃料電池という2つの発電システムを統合し、台電の電力網を補完的な電力供給源として利用しています。また、バナジウムレドックスフロー電池とリチウムタイタン電池の2つの蓄電システムを通じて、電力のピークシフトを行い、スマートな省エネ効果を実現しています。